チネイザン(氣内臓療法)

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チネイザンとは、腹部をマッサージすることにより内臓の疲れや滞りを軽減させるセラピーです。

元は中国古代のタオイスト達がお互いに身体の不調を軽減するために行っていたもので、気功を用いながら身体の中心であるお腹から全体を整えるというものです。

内臓の疲れは、病気というはっきりとした形をとる前の段階でも、身体のだるさや冷え、イライラ、睡眠障害などの形で日常生活に不快感をもたらします。

内臓の不調が周辺の筋膜のこわばりになり、そこから繋がって腰痛などの原因になっていることもあります。

チネイザンはお腹に直接マッサージして内臓やその反射区を刺激することにより、滞りや詰まりを流し、体調を整えていきます。

内臓が正しい位置に戻ることにより、骨格や筋肉の位置が調整されるのでボディラインやフェイスラインが整うこともあります。

また、悲しみは肺に溜まる、怒りは肝臓に溜まるなど臓器と感情はお互いにリンクしていると言われています。

チネイザンは身体の詰まりを解消することで潜在意識に沈んでいる未消化の感情を浮き上がらせ、それらを流していく効果があるとも言われています。

 

≪ 期待できる効果 ≫

※体感や変化は個人差があります。また、お腹が硬い方は痛みが強く効果を感じにくい傾向があります。

※回数を重ねる程にお腹が柔らかくなり、リラックスも深まりますが、暴飲暴食や大きなストレス等により効果が後退することもあります。

 

各臓器の滞りの改善

お腹周りのサイズダウン

便秘の解消

生理不順や冷えの改善

股関節の動きの改善

腰痛の改善

ボディライン・フェイスラインの改善

心身の繋がりの強化

感情の開放

 


【所要時間】

施術自体は約2時間です。その他カウンセリングやお着替えに30分程度みていただきます。


【施術を受けられる前に】

内臓疾患がある場合は、事前に医師の許可を得てください。開腹手術後1年以内の方および妊娠中の方はお受けいただけません。

食事は施術の2時間前までに済ませ、その後は水分のみにしてください。どうしてもお腹が空いてしまった場合は、軽くフルーツ程度なら大丈夫です。

施術の何日か前から野菜中心の軽めの食事をされておいた方が、より施術の効果を得ることができます。

生理中でも施術可能ですが、お腹を触られるのに違和感を感じられる場合は、生理期間を避けてご予約ください。

おへそも施術しますので、出来れば事前にお掃除しておいてください。仰向けになっておへそにオイルを垂らし、少しおくと汚れが取れやすくなるので、綿棒などで軽くこすればOKです。オイルは料理用の胡麻油やオリーブオイルなどでも大丈夫です。


 【施術の流れ】

施術をより効果的に行うため、最初に手足や顔周りなどをマッサージし、リラックスして呼吸が深くなったところでお腹の施術に入ります。施術は上半身は裸でバスタオルを掛けて行います。下は恥骨の近くまで施術しますので、骨盤まで出せるようにストレッチや緩い素材のものを着用して下さい。

チネイザンは痛いイメージがありますが、これまで受けていただいた方は寝てしまう方が殆どです。お腹の硬さ等により体感は人それぞれですが、多少の痛みと心地良さの波が交互に来る中で、深いリラックス状態を経験される方が多くいらっしゃいます。押す際の圧は調整いたしますので、随時お申し付けください。

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1.天城流湯治法をつかった躰起点(筋膜等の結合部)の調整など(約20分)

 調整にはピックと呼ばれるペンシル型の器具を用います。ごく細いミミズ腫れのような赤い線が肌表面に残ることがあり、通常半日程度で消えますが、肌が弱い方は1~2日残る場合があります。
2.脚周り(約5分)
3.胸のリンパ(約5分)
4.腕・手(約5分)
5.頸・肩(約5分)
6.顔・頭(約5分)
7.お腹周り(約60分)

施術には手の滑りを良くするためにオイルを使用しますが、シャワーで長さなければならない程ではありません。オイルはドテラのココナツオイルを使用しています。敏感肌等でご心配な方は、普段使われているオイルをお持ちください。

 

【施術を受けられた後は】

施術後も体内の氣は動き続けています。家に帰ってお昼寝するなど、ご自分の身体に寄り添うつもりでゆったりと過ごしてください。

施術後にパソコンに向かったり、予定を入れることはあまりお勧めしません。

当日はいつもよりお水を多く飲んでください。

お腹の硬さや当日のコンディションによりますが、まれに腹痛や発熱などの好転反応が出る場合があります。